
React Nativeことはじめ
React Nativeことはじめ
はじめに
業務で React Native を使ったスマホアプリ開発をすることになったので、私の作成した開発環境を備忘録的にご紹介します。
React Nativeとは
React は Facebook が開発した JavaScript のフレームワークです。
React Native は React で Android アプリと iOS アプリの開発が出来るようにしたものです。
React Native を使用することで Android アプリと iOS アプリを1つのソースコードで作ることができます。(…凝らなければですが。)
凝ったことをしたい場合は、Android だったら Java や Kotlin、iOS だったら Objective-C や Swift でライブラリを自分で書いて React Native 自体を拡張することも出来ます。
極力共通パーツで作成するようにすると、7~8割ぐらいは同じソースコードにすることが出来るようです。
環境構築
会社ではインフラ担当もしている関係があり、Windows , Mac どちらもいいスペックの物を使わせてもらってます。 どちらの OS でも使えるようにしました。
Windows
Node.js などをインストールする必要がありますが、更新速度がかなり早いので普通にインストーラーからインストールすると更新に着いていくのが大変ですし、面倒です。
そこで、パッケージマネージャーとしてChocolateyを使用してインストールします。
スタートメニューから PowerShell を管理者権限で起動し下記のコマンドを実行します。
Set-ExecutionPolicy Bypass -Scope Process -Force; iex ((New-Object System.Net.WebClient).DownloadString('https://chocolatey.org/install.ps1'))
Chocolatey のインストールが完了したら、そのまま必要パッケージをインストールしましょう。
choco install -y nodejs.install
choco install -y python2
choco install -y jdk8
以下をコマンドプロンプト(管理者権限でなくて OK)で実行。
npm install -g react-native-cli
npm install -g create-react-native-app
npm install -g yarn
Mac
Mac の場合はHomebrewで入れるのがいいです。 Homebrew のセットアップについてはググれば一杯出てきますがこことか見れば入れられるんじゃないですかね。
コンソールを開いてコマンド実行してください。
brew install node
brew install watchman
brew install flow
npm install -g react-native-cli
npm install -g create-react-native-app
Androidアプリの開発・テストをする事前準備
SDK をインストールする必要があります。Android Studio を使わないでインストールする方法もありますが、Android Studio を使ったほうが遥かに楽です。
そして作成したアプリの実行環境が必要です。 Android 端末を持っている場合はそれを使えますが、持っていない場合は Genymotion を入れるか、AndroidStudio のエミュレーターの設定をするのがおすすめです。
Windowsでの事前準備
# ANDROID_HOME環境変数へSDKインストールフォルダを登録してください
・ANDROID_HOME=C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Android\sdk
# WindowsはSDKへの環境変数が必要。既定値でインストールした場合は下記をPathに追加してください
・C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Android\sdk\tools
・C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Android\sdk\platform-tools
Macでの事前準備
cd
vi .bash_profile
追記--------------------
export ANDROID_HOME=$HOME/Library/Android/sdk
export PATH=$ANDROID_HOME/platform-tools:$PATH
export PATH=$ANDROID_HOME/tools:$PATH
--------------------
iOSアプリの開発・テストをする事前準備
Homebrew 入れるときに Xcode を入れましたので、iOS Simulator を使えば OK です。
React Nativeの初期設定
コマンドプロンプトもしくはコンソールから実行してください。
[]内は書き換えてください。
cd [プロジェクトを作りたいディレクトリ]
create-react-native-app [プロジェクト名]
cd [プロジェクト名]
npm start
案内が上記のように画面に出ますので、QR コードを撮影するか exp://から始まるアドレスへ Xpo アプリから接続してください。
コマンドプロンプトやコンソールを閉じると切れてしまうので注意!
まとめ
まだ使い始めですが、簡単なアプリだったらすぐ作ることが出来ます。 普段 Android アプリを Kotlin で書いてる身からすると、変更がすぐ見られるのはいいですね。