しがないITインフラエンジニアの雑記

Docker Desktop導入手順

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Docker Desktop導入手順

Docker Desktopとは?

以前はDocker For WindowsDocker For Macと呼ばれていたソフトウェアが 2018 年 9 月頃Docker Desktopに統一されました。

WindowsおよびmacOSでももっとも簡単にDocker SwarmKubernetesを実行出来ます。

Windows ではHyper-V、macOS ではHyperkitを使用。

目次

  1. 注意点
  2. Docker Desktop を導入する
  3. Docker Desktop の設定
  4. エラー対応
  5. おわりに

注意点

Windows でHyper-Vを使用するには下記使用要件(公式の使用要件ページ)を満たす必要があります。

Hyper-Vは、Windows 10 Homeにはインストールできません。

Docker Desktopを導入する

Windows

公式サイトからインストール。

もしくはChocolateyなどでインストールをする。

Hyper-Vを有効化する(GUI)

スタート>設定>アプリ>プログラムと機能>Windows の機能の有効化または無効化を開き Hyper-V にチェックを付けて OK。

※ OS 再起動が必要になります。

Hyper-Vを有効化する(コマンド)

管理者として PowerShell コンソールを開き下記実行。

Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Hyper-V -All

※ OS 再起動が必要になります。

Mac OSX

  1. Homebrew で入れる場合、下記コマンド実行。

    brew install docker
    brew cask install docker
  2. Docker.app の起動。下記コマンド実行。

    open /Applications/Docker.app

    色々とダイアログが表示されますので、メッセージに従って実行を進めてください。

  3. アカウントを登録 下記のような画面が表示されますので、Sign in / Create a Docker IDでアカウント登録してください。

  4. Mac のメニューバーに Docker のアイコンが表示されたら完了です。

Docker Desktopの設定

共有設定(Windowsのみ)

ホストのディレクトリをコンテナマウントする際に共有の設定、許可をしていないといけないため設定します。

タスクトレイのクジラアイコンを右クリック>Settingをクリック。

Settings ウィンドウが表示されるので、Shared Drives をクリックします。

共有を許可するドライブにチェックを入れて、Apply をクリックします。

左下が再び Docker is running となれば完了です。

エラー対応

shared folder設定時にFirewallの警告が出る場合は

  1. ファイアウォールで許可するように設定する
  1. ネットワークの種別をプライベートネットワークに変更する
    Set-NetConnectionProfile -interfacealias "vEthernet (DockerNAT)" -NetworkCategory Private

尚、Docker の Shared Drives 設定で以下のようなファイルシステム認証画面が出た場合は、ホスト PC のユーザ名(ログインアカウント)とパスワードを入力して認証すれば OK!

Hyper-Vが有効になっていない場合

上のようなプロンプトが表示されるので、Hyper-Vを有効化させてください。

おわりに

Mac に比べて Windows では要件が厳しいですが、Docker は便利なので積極的に使っていきたいですね!